ひとり海水浴 −福島県いわき市小名浜永崎海岸にてー
2008.09.05 *Fri

街路樹がこんなハワイアンなんでいいのかいわき市。中心部に進むとなぜか知らないがロードサイドにはここなつ?の木しか見かけられないのだが、今の夏はいいとして冬に眺めることを考えて植樹したのか。特徴が立つのは間違いないけれどもどうかと思う。

うにが旬の時期で、この付近の海でも解禁されているのは八月いっぱいだったらしく、朝晩と連発されるさんまの刺身と塩焼きに辟易する。それをせめてなぐさめるのが当日の快晴だ。当初10%の降水確率を期待してこの日にちに設定したものの、前日に40%とか複雑怪奇な変化を起こして不安だったが晴れて幸いだ。海に来ておいて泳がないでおくのは不毛の極みになる。




ルートを間違えて海にせり出した小半島の方に行ってしまい時間を食うが、なんとか到着。山中に実家があり、頻繁に海には行くことが無く、九月の海というのはこれまでみたことがなかった。夏休みの海水浴場のあの混雑も無く、海の家やシャワー施設も姿が見えず、まるで雰囲気が違う。自分の他にいるのは数名のサーファー程度。嫌な寂寥感を感じるくらいならこれでいいのかもしれない。
潮騒の声を聞いて、いざ泳がんと思ったが、実に8年ぶりになる塩水の感触はこのうえなく冷たく感じられ、ゴーグル氏の責任を果たすことを許そうとしない。まずは下半身から慣れようと波打ち際でちょっと砂遊び。客観的に見る自分の姿を想像するとアホらしくなったので、泳ぐ。が、浮き輪がないと大変危険だ。深いところに足つっこんで、その刹那、波が追い討ちかけてきて、必死で足ばたつかせたらつりかけて死に掛ける。この時期海難事故が多発して、若いのに水ごときで死んでんじゃねーよ、と思っていたが十分に可能性のありうることを身を以って実感。
うきわは必須だ。無いととても泳げない。無くてもいけるかと思ったが絶対無理。無いと死ぬ。というわけで、海岸線をトレジャー探しの旅に出かける。花火の燃えカス、なぜか大量に植えられていた腐食したヒマワリ、元スイカ、オフィスチェアー、ボーリングのボールっぽいの等無用のゴミはあるものの、なかなかいいものは見つからないが・・・ん・・・こいつはサーフボードか!?こんなものがあるなんてツイている・・・!

いや、この発泡スチロールがなかなかどうして使えるのだ。ふたと箱が接着されていて頑丈で、海水が入り込まないから、沈没の危険がない。海辺に放置されているものだから、衛生面が気になるかもしれないが、多分海の塩気がなんとかしてくれるだろう。見た目白いしダイジョーブダイジョーブ。
いくらか泳いだところで、二週目の探索で地面に埋まっていた浮き輪を発見。チューブ自体は穴が開いているものの、チューブ内のサブフロートは生きており、浮力は三分の一くらいは期待できる。

スチロールを抱えて、浮き輪を腹に巻いてやたらと高い波を楽しむ。サンダルが何回か流されかけたが、まぁそれなりに楽しいものだった。サーフボードは残念ながら握力で大破する。南無チンカラトラヤーヤー。。
三回目の調査で、なぜか立派な丸太を発見する。家の柱あたりに使われていたものらしく、表面がきれいで、均整なカタチをしている。泳ぐのにちょっと飽きたので、浅瀬がなだらかな自分の陣取る拠点にもっていって浮かせてそれで遊ぼうと思ったが予想以上に重い。30-40kgはありそう。秀吉の墨俣一夜城を思い出して、海に浮かべて運ぼうとするも、横からの波でうまくいかず、クガで運ぼうとするも腰痛くなったので途中放棄。もういいよ。せっかくなので記念撮影。

帰りはぐちゃぐちゃの頭をイスラム女性よろしくタオルで隠してさっさと帰る。宿のシャワーで硬くなった髪をほぐす。次にアクアマリンふくしまへ。きつかった。夜食はまたさんまだ。もういいよ。
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